（醤油　271～285）

○　「満福食堂　大盛　鶏ガラ醤油味」（ヤマダイ）

　これを食べれば満腹となって幸福が舞い込んでくる。そんなことを連想してしまうネーミングのカップ麺が登場。満福食堂の大盛鶏ガラ醤油味です。

　縦型や普通サイズのカップではちょっと物足りないという時に食べてみたくなるようなサイズ。あとは味わいが良ければ最高なのですが、はたしてどのような感じなのか。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鶏ガラと醤油と油揚げ麺の混ざった香りが漂ってくるとともに、彩り豊かな具材が目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりのスープは鶏ガラがほんのりと効いているのに加えて醤油が濃すぎることがないので美味しくいただけます。

　具はナルト、コーン、ワカメ、長ネギの４種類。ナルトやコーンが入っていることにより彩りが豊かになり、ワカメは風味が良くスープにもピッタリといった感じです。

　麺はノーマルタイプとスナック麺タイプを足して２で割ったような感じとなっているのですが、思ったよりも柔らかすぎることがないので最後まで美味しくいただけます。

　クセが無く誰でも親しみやすい味わいでボリューム感もあるといった一品。懐かしさも感じる味わいをとことんまで楽しめるので年齢を問わずに受け入れられるでしょう。

○　「石神秀幸が唸った名店二代目　けいすけ　海老そば」（とかち麺工房）

　ＴＶチャンピオンラーメン王選手権で２連覇となった石神秀幸氏が唸ったラーメンをカップ麺にしてしまったシリーズから二代目けいすけ海老そばの登場です。

　初代けいすけは味噌味だったのですが、二代目けいすけは醤油ベースのたれに海老の風味が効いているスープが特徴とのことです。どんな味わいなのか楽しみですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜ、レトルト具材を乗せたら完成。海老そばということで海老のとても良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっているのですが、醤油の味わいと海老の風味をしっかりと楽しむことができてとても美味しいです。

　具はチャーシュー、茎ワカメ、唐辛子、長ネギの４種類。チャーシューは鶏のレトルト具材となっていてスープに合っているといった味わい、茎ワカメは食感が良いです。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りとコシの良さというのを楽しむことができるとともに、海老の風味も染みこんだような味わいとなっています。

　海老の風味と醤油の味わいの良いスープがとても印象的な一品。あっさりとした感じとなっているので最後の一滴まで美味しくいただくことができました。

○　「旭川　らぅめん青葉　醤油らぅめん」（とかち麺工房）

　北海道旭川市の人気ラーメン店の元祖と言っても過言ではない青葉。その青葉のラーメンが三代目店主の監修の元、とうとうカップ麺となって登場しました。

　１９８０年代にこの店で味噌ラーメンをいただいた時、初代店主から「おっ！誰から聞いてきた？」と言われたのを今でも覚えていますが、もう三代目なのですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。魚介だしと醤油の混ざったとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。脂が多めなので口当たりはコッテリとしているのですが、魚介だしと醤油の味わいがスッキリとさせてくれるといった感じです。

　具はチャーシュー、メンマ、ナルト、長ネギの４種類といったオーソドックスなラインナップとなっており、噛むほどに味わいのあるチャーシューが良い感じですね。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りと麺の強いコシというのを楽しむことができるとともに、熱めのスープのおかげで麺も熱いうちにいただけます。

　熱々なのですが魚介だしが効いていて飲みやすさを感じさせてくれるスープがとても印象的な一品。第二弾として青葉を有名にした味噌ラーメンを出して欲しいものです。

○　「ご当地探訪　京都でみつけた濃厚中華そば」（エースコック）

　京都のラーメンといえば和食のようにあっさりとしているといったイメージを持ちそうなのですが、実はコッテリとしたものがとても多くなっています。

　このカップ麺はそんな京都ラーメンをしっかりと再現した一杯となっていそうな感じ。京都でみつけた濃厚で味わい深い一杯を心ゆくまで楽しんでみたいと思います。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープと特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨と背脂の混ざったとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に背脂の風味が広がってくるとともに、舌の上で転がせるくらいに濃厚となっており、とても美味しくいただけます。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類となっており、噛むほどに味わい深くなるチャーシューも良いのですが、適度な大きさの長ネギがスープにピッタリですね。

　麺はノンフライでややちぢれたものとなっており、どちらかといえば細めなのですが麺のコシがしっかりとしているとともにスープともよく絡むのでとても美味しいです。

　背脂のとても良い風味と濃厚で味わい深いスープを心ゆくまで楽しめるような一品。まさに京都に行かなくても本格的な京都ラーメンを楽しめる一杯となっています。

○　「凄麺　新潟　背脂醤油ラーメン」（ヤマダイ）

　凝ったスープと具材に合わせて本格的な麺で美味しさを演出していることでお馴染みとなっている凄麺シリーズ。今回は新潟背脂醤油ラーメンの登場です。

　新潟ラーメンは魚介だしの風味が効いたスープに風味豊かな背脂とサッパリとした醤油の組み合わせとなっていますが、どのくらい再現できているのか楽しみですね。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。思ったよりも背脂の香りが無く、あっさりとしていそうな感じです。

　早速、スープを一口いただきます。香り同様に背脂の主張はそれほどでもないといった味わいとなっており、魚介だしのスッキリとした味わいを楽しむことができます。

　具はチャーシュー、メンマ、タマネギ、長ネギの４種類。チャーシューは噛むほどに味わい深いタイプとなっており、タマネギは甘さと食感がスープによく合いますね。

　麺はノンフライで太めのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとコシの強さというのを楽しむことが出来るとともにスープとの相性の良さを感じることができます。

　絶妙な風味と飲みやすいスープに加えて麺の美味しさを心ゆくまで楽しむことができる一品。あっさりとした背脂スープは最後の一滴まで美味しくいただけました。

○　「カップヌードル　安藤百福　生誕百年」（日清）

　そもそも、この方が存在したからこそ今の企画が成り立っている。インスタントラーメンの父である安藤百福氏が生誕してから百年経ったということで発売されました。

　今でも変わらない味で親しまれているカップ麺のパイオニアで記念商品が作れるというのは素晴らしいなと思いますね。価格も発売当時というのが嬉しい限りです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。いつもの香りがしてきて、いつもの彩り豊かな具材が目の前に現れたのでホッと心が安らぎました。

　早速、スープを一口いただきます。ピリッとスパイスが効いていて絶妙な塩加減と良い感じでダシが効いているスープはいついただいても美味しいといった感じです。

　具は肉、エビ、タマゴ、長ネギの４種類。美味しいのですが肉は昔と違ってコロチャーになっていたのがちょっと残念。懐かしの肉を味わいたかったというのが本音です。

　麺はカップヌードルならではのスナック麺タイプとなっており、柔らかめなのですがスープの美味しさが麺に染みこんでいるような感じになっているので美味しいです。

　いつまでも変わらない美味しさとともに、このカップ麺を世に送り出してくれたことに感謝しながらいただける一品。百年後も存在し続けて欲しいカップヌードルです。

○　「全国麺めぐり　新潟　背脂　醤油ラーメン」（寿がきや）

　全国のご当地ラーメンの美味しさを手軽に楽しむことができる全国麺めぐりシリーズから、背脂の入ったスープでお馴染みの新潟背脂醤油ラーメンの登場です。

　コッテリとしていてコクがあるのに後味はサッパリとしているというのが新潟ラーメンの特徴ですが、どのくらい忠実に味が再現できているのか楽しみですね。

　お湯を入れて５分、麺をほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜ、後入れかやく入りスープを入れてサッとかき混ぜれば完成。とても良い風味が漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に背脂と和風だしの混ざったとても良い風味が広がってくるとともに、しっかりと醤油の味わいも楽しめます。

　具はチャーシュー、タマネギ、長ネギの３種類となっており、チャーシューは噛むほどに味わい深いタイプでタマネギはスープによく合う甘さとなっています。

　麺はノンフライで平型のちぢれ麺となっており、ツルツルとした舌触りとモチモチとした食感を楽しむことができ、スープがよく絡むのでとても美味しくいただけます。

　和風だしと背脂の絶妙な組み合わせを楽しめるスープがとても印象的な一品。インパクトのあるきしめんのような麺も美味しさを増す原動力になっているのでしょうね。

○　「チャルメラ　しょうゆ　おじさんナルト入り」（明星）

　素朴な味わいでロングセラーとなっているチャルメラのしょうゆ味から、お馴染みのキャラクターであるラッパを吹いたおじさんがナルトになったカップ麺の登場です。

　ナルトがおじさんになっただけではなく、ザクザク野菜がおいしい！といった一押しともいえる味の変化があります。カップ麺コレクターとしては味の変化は嬉しいです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。何か懐かしいスープの香りが漂ってくるとともに、たくさんのおじさんカマボコが目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりのスープはポークとチキンのエキスをしっかり味わうことができ、醤油の濃さもちょうどよくなっています。

　具は挽肉、メンマ、カマボコ、タマゴ、キャベツ、チンゲンサイの６種類となっており、このサイズとしてはボリューム満点で、目玉のおじさんカマボコも美味しいです。

　麺はスナック麺タイプとなっており、ちぢれて柔らかめとなっていますが、スープとタップリ具材が麺によく絡まってくれるのでとても美味しくいただくことができます。

　懐かしいスープの味わいとタップリの具材を心地良く楽しむことができる一品。後味の良いサッパリスープがロングセラーの秘訣なのかなと改めて解りました。

○　「麺処　一徹　コク旨しょうゆ味」（明星）

　何か頑固一徹で職人のような人が切り盛りしているラーメン屋で出てきそうな雰囲気が漂っています。その名も麺処一徹（いってつ）で今回はコク旨しょうゆ味です。

　麺処というくらいですから麺の方にも自信があるということ。コクのあるしょうゆベースのスープに対してどのような麺になっているのかということがとても楽しみです。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて調味オイルを入れてよくかき混ぜ、あとのせかやくをかければ完成。ポークとチキンの混ざったエキスの香りがうっすらと漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりで醤油の量も控え目となっているので気持ちよくいただけるといった感じ。癖が無いのが逆に新鮮ですね。

　具は挽肉、タマゴ、タマネギ、ゴマ、長ネギの５種類。挽肉の味わいやタマゴの柔らかさも良いのですが、タマネギとゴマがスープにとてもピッタリで美味しいです。

　麺はノンフライでややちぢれた平型麺となっており、ツルツルとした舌触りを楽しめるとともにモチモチとした食感とスープとの相性の良さも楽しむことができます。

　スープと絡み合う平型麺がとても美味しいと思える一品。後を引かないスッキリとした美味しさが逆に記憶に残るような美味しさということなのかなと思いました。

○　「つるっとワンタン麺　コク醤油」（マルちゃん）

　つるっとしたワンタンの食感を楽しむことができるとともにバリエーション豊かなスープでお馴染みとなっているつるっとワンタン麺シリーズからコク醤油の登場です。

　以前にただの「醤油」というのをいただきましたが、今回いただくのはより一層美味しそうな「コク醤油」ということです。進化したスープの味わいを楽しめそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ポークエキスと醤油の混ざったとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、直ぐに醤油の味わいを感じることができるくらいの味の濃さなのですが意外と飲みやすいです。

　具はワンタン、メンマ、長ネギの３種類。目玉のワンタンは文字通りつるっとした舌触りとなっており、具材の挽肉と一緒にとろけるような味わいとなっています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、ベタ付くような感じはなくて、このタイプとしては麺のコシを楽しめるとともにスープもよく絡んで美味しいですね。

　昔から味わってきた懐かしいスープの味わいとともにワンタンの美味しさも楽しむことができる一品。胡椒も程良く効いているので体もポカポカと温まります。

○　「懐かしの中華そば　中華そば本舗　鶏がら醤油味」（サンヨー食品）

　街をぶらりと歩いていたら鶏がらの良い香りを漂わせた中華そば屋さんと出会える。そんなあの頃を思い出させてくれる昭和の香りを漂わせた中華そばの登場です。

　中華そばといえばグイグイと飲めちゃうスッキリとしていて鶏がらのとても良い香りがしてくるスープです。その特長をしっかりと再現できているのかに注目ですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて仕上げの小袋を入れてよくかき混ぜれば完成。鶏がらとメンマと醤油の混ざった中華そばならではの懐かしい香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりなのに鶏の風味がしっかりと伝わってくるといった感じでメンマの出汁が効いているのも確認できます。

　具は豚肉、ナルト、メンマ、長ネギの４種類となっており、特に豚肉は甘めの醤油ダレに漬け込んだような味わいでスープにとてもよく合う美味しさとなっています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、柔らか過ぎることのない程良い麺の固さで鶏がらの風味と醤油の味わいがしっかり絡んで美味しくいただけます。

　飲んでいると心が落ち着くようなスッキリとした鶏がら風味のあるスープがとても印象的な一品。コテコテのラーメンも美味しいですがこのような味わいも最高です。

○　「名店の味　福島白河　中華そば　とら食堂」（サンヨー食品）

　その地域でしか味わえない名店の味を全国何処にいても楽しむことが出来る名店の味シリーズから福島白河にあるとら食堂の中華そばの登場です。

　素材の旨味豊かな醤油味スープと手打ち風ノンフライ麺の味わい。といったことが蓋に書いてありましたが、食堂というネーミングからしても素朴さを楽しめそうです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をほぐした後に液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後に焼き海苔を乗せたら完成。醤油と海苔の混ざった良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂が入っているのにスッキリとした口当たりで醤油の風味がとてもよく伝わってくる味わいとなっているといった感じです。

　具はチャーシュー、ナルト、メンマ、ホウレンソウ、焼き海苔、長ネギの６種類。何といっても大きいチャーシューがとてもジューシーかつ良い味わいとなっています。

　麺は特許出願中の手打ち風ノンフライ麺ということで、まるできしめんのように平たいのでスープがよく絡むとともに、ツルツルとした舌触りとモチモチ感を楽しめます。

　手打ち風で味わいのある麺と醤油の美味しさを楽しめるスープがとても心に残るような一品。具材の充実感もなかなかのものとなっているのでお薦めの一杯ですね。

○　「アイバンラーメン　醤油ラーメン」（サンヨー食品）

　東京の芦花公園の人気ラーメン店であるアイバンラーメン。以前に塩ラーメンが登場しましたが今回は「醤油やってるよ。」ということで醤油ラーメンが登場しました。

　醤油のストレートな旨みに丸鶏・魚介の優しい旨み。すっきりしながらもまた食べたくなる深い味わい。といったことが書いてありましたが実際はどんな味わいなのか。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから２袋の液体スープを入れてさらにかき混ぜてあとのせかやくを乗せたら完成。芳醇な醤油の香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりで醤油の味をしっかりと楽しむことができるといった感じで、醤油を邪魔しない出汁加減も絶妙ですね。

　具はチャーシュー、メンマ、長ネギの３種類。チャーシューはスープにピッタリの味わいでジューシー感もあり、長ネギはあと乗せということで風味を楽しめます。

　麺は書いていないのですがおそらくノンフライ麺でしょう。その味わいはスッキリ醤油スープを引き立たせるようなサッパリとしたものとなっておりとても美味しいです。

　醤油本来の美味しさを楽しみたい時にお薦めできるような一品。後味もスッキリとしたものとなっているため、お酒を飲んだあとの締めの一杯にも最適だと思います。

○　「太麺堂々　旨味醤油」（日清）

　太さで、次のうまい！をつくりだす。ということで、「２０１０沸騰　太めん宣言」を出した日清の太麺堂々シリーズから旨味醤油の登場です。

　太麺堂々にはちょっとリッチなタイプとリーズナブルなタイプの２種類ありますがこの旨み醤油はリーズナブルタイプです。ただ、麺の美味しさは変わらないと思います。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。醤油とネギの混ざったとても良い香りがしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂と醤油の混ざった味わいを心地良く楽しめるといった感じで、スッキリとしているのに胡椒が効いているのでキレがあります。

　具はナルト、メンマ、長ネギの３種類。ナルトは大きくて厚めなのでそのものの味わいがしっかりと解るようになっており、メンマは食感の良さを楽しむことができます。

　麺はノーマルタイプのストレート麺。太麺堂々ならではのガッチリとした太さがあるので喉ごしの良さを楽しむことができ、麺そのものを味わえるといった感じです。

　醤油と胡椒の相性の良さが際立つスープとそのスープに負けない美味しさのある太麺がとても印象的な一品。さすが太麺堂々、麺の食感の良さを心地良く楽しめました。

○　「くじら軒　横濱　素心らーめん　しょうゆ味」（サンヨー食品）

　そのうち全メニューをカップ麺で楽しめてしまうのでは。こんなことを思うくらいにお馴染みとなっているくじら軒シリーズから、素心らーめんしょうゆ味の登場です。

　素心ということは、くじら軒の原点を意味しているのか。本店限定メニューということもそのようなことを思わせてくれる要因です。いずれにせよ食べるのが楽しみです。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから液体スープと特製和油を入れてよくかき混ぜれば完成。意外と癖の少ないスッキリとした香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。香りと正反対で口に含んだ瞬間に背脂の風味が広がってくるといった感じで魚介だしと醤油の風味も効いていてとても美味しいですね。

　具はチャーシュー、ナルト、メンマ、モヤシ、唐辛子、長ネギの６種類。噛むほどに美味しさが増すチャーシューも良いのですが、揚げネギの風味もなかなかのものです。

　麺は書いていないのでよく解りませんがノンフライ麺のような感じとなっており、細めなのですがコシの強さというのを感じることができてスープともよく絡みます。

　どの部分のインパクトが強いということはないのに、もの凄く心に残るような美味しさとなっている一品。コクがあるのにスッキリとしているスープはメチャウマですね。

（醤油 271～285）

（醤油　271～285）